鳴り響け、復活のソナタ



参謀 ゴリ
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俺はどこか・・安堵していた。

“ゴの密告”という残念な形だったが、

あの子達が毎日同じテーブルを囲んで夜ご飯を食べていた事。

食後はガールズトークで仲を深めていた事。


イッセイが用意したただの高層マンションを、本当の“合宿所”のように使っていた事。


年齢も住んでいた所もバラバラの“寄せ集め”だった7人が、

“fi☆ve”に本気でぶつかっていた事を知って、どこか安堵する自分がいた。



「ウハハ、なんだゴリ、
まだ帰ってなかったのか?」


夜も深まる時間、オフィスで“検索結果”を一通り眺め終わったところで、

3分経ってお湯を捨て終わったイッセイが戻ってくる。

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