鳴り響け、復活のソナタ


「お待たせしました。
もう1つだけいいかな?」


『はい。』


「さっき白髪が目立ってたって言ってたけど、もしかして長髪だったかな?」


『いや・・普通よりちょっと短いぐらいだったと思います。』


「そうですか・・・。了解しました。

ひとまず今の情報を基に聞き込みを進めます。」


『よろしくお願いします。』




「豊川さん、他に何かありますか?」


「・・事件とは関係ない話ですがよろしいですか?」


『はい・・答えられる事ならなんでも。』


「君は、誰推しでしたか?」


『え・・・・。』


「fi☆veについて勉強してきましたよ。」


『ホントですか!ありがとうございます。
僕は圧倒的に“キョウコ”推しです。』


「そうですか。確かにキョウコさんは可愛らしくて応援したくなりますね。」


『キョウコは努力家なんですよ。

ダンスは確かに他のメンバーに比べたら遅れは取ってたけど、

曲を重ねるごとにクオリティも上がっていって・・。』


「そういえば、ライブは毎年この街で行っているようですね。

“セイズREX”は勿論知っていましたが、

彼女達がそこでライブをしているとは知りませんでした。」

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