鳴り響け、復活のソナタ
「豊川さん・・!
もしかしてこれは・・!?」
「どうやら私達は、被害者達を“ただの若者”と甘く見ていたようですね。」
「もし“仲間割れの末に”だったら、
茶髪君と坊主君が隠し事なんて・・嘘をついて捜査を攪乱させるはずがありません。」
「彼らも承諾済の結末・・。【自ら】実験台になった可能性が高いですね。」
「そんな・・・・!
どうしてそんな事を・・!!」
「・・・・・・・・・・・・・・。」
「「!!!!?」」
僕と豊川さんの目が同時に見開く。
恐らく・・お互い、頭の中で浮かんだキーワードが一致した・・!
「「・・fi☆ve・・・。」」
熱狂的・・いや過激な・・
fi☆veファン・・。
2人の推しメンバー・・・
“僕や同志は「キョウコをレギュラーに!」って横断幕作って、乗り込んでました。
イッセイは中々キョウコを上げなくて・・
それでも僕達は諦めずに応援を続けていました”
“キョウコに全てを捧げる「同志」として活動してきたんだ。
キョウコは俺達の力でレギュラーに上げてみせるって、出来る事はなんでもやった。
今年こそ・・今年のライブこそって、
頑張ってきたのに・・”
<ウハハ!
今日は諸君に大事なお知らせがある。
さぁキョウコよ、自分の口からファンの諸君へ伝えようぜぃ。>
<はい・・!
いつも応援してくださる皆様・・。
私は・・・・・・・・・>