鳴り響け、復活のソナタ
「お前ら、そこに一列に並べ。
業務連絡だ。」
「「「「「「「・・?」」」」」」」
進行台本に無かった事態に、
みんなの頭に“?”が浮かびながら、
ひとまずイッセイの言う通りに・・
「キョウコ、みんな。」
「「「「「「「あ、
ゴリさん・・。」」」」」」」」
「さりげなく下がれ。
こっちに来い・・!」
撮影で観客席側にいたはずのゴリさんがいつの間にかステージ袖に来ていて、
必死に・・“こっちへ”と手招きをする。
「ウハハ!静まりたまえ諸君。
あ~迷子の呼び出しだ。
この会場に、古河ヨシオ君はいるかぃ?」
“・・???”
・・・・・古河ヨシオ・・?
イッセイが突然挙げたその名前・・
聞き覚えがあるような・・。
「ウハハ、どうした?いねぇのか?
繰り返す。この会場に毒ガスを持ち込んだ古河ヨシオ君はいるかぃ?」
「!?・・イッセイやめろ!
それ以上刺激するな!!」
言われるがままにみんなゴリさんの所まで引っ込むけど・・一体何が起きてるの・・?
「ウハハ!どうした?
出てこいヨシオよぉ?
俺とキョウコに言いてぇ事があるんなら喋らせてやる。ステージまで上がってこい。」