鳴り響け、復活のソナタ


「お前ら、そこに一列に並べ。
業務連絡だ。」


「「「「「「「・・?」」」」」」」


進行台本に無かった事態に、
みんなの頭に“?”が浮かびながら、

ひとまずイッセイの言う通りに・・


「キョウコ、みんな。」


「「「「「「「あ、
ゴリさん・・。」」」」」」」」


「さりげなく下がれ。
こっちに来い・・!」


撮影で観客席側にいたはずのゴリさんがいつの間にかステージ袖に来ていて、

必死に・・“こっちへ”と手招きをする。



「ウハハ!静まりたまえ諸君。
あ~迷子の呼び出しだ。

この会場に、古河ヨシオ君はいるかぃ?」


“・・???”



・・・・・古河ヨシオ・・?

イッセイが突然挙げたその名前・・
聞き覚えがあるような・・。


「ウハハ、どうした?いねぇのか?

繰り返す。この会場に毒ガスを持ち込んだ古河ヨシオ君はいるかぃ?」


「!?・・イッセイやめろ!
それ以上刺激するな!!」


言われるがままにみんなゴリさんの所まで引っ込むけど・・一体何が起きてるの・・?



「ウハハ!どうした?
出てこいヨシオよぉ?

俺とキョウコに言いてぇ事があるんなら喋らせてやる。ステージまで上がってこい。」


< 228 / 248 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop