鳴り響け、復活のソナタ



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「「「「警察だ!!」」」」

「この会場に危険物が持ち込まれた!
みんな速やかに出入り口へ!!」


各出入り口から仲間の皆が突入して一斉に声を張る。


「ごめんなさいね・・
ごめんなさい通ります・・!」

次第に状況が伝わったのか、
逃げようとする観客達の流れに逆流して、

古河を見つ・・・え・・!?


「関本主任!こちら星野!
古河を発見しました!」


<どこだ!?>


「それが・・ステージに上がってます・・。」


<は!?ま、待て!
俺ももうすぐ袖に着く!>



「ごめんなさいね・・
ごめんなさい通ります。」


次第に悲鳴も上がり始めた観客達の勢いで、なかなか前に進めない・・!

必死に逆流して、ステージへと向かう。


一体何が起きたんだ・・!?

まるで観客席とはバッサリと境界線が引かれているように、

混沌とするこっちと違って向こうは・・


瞳孔が開ききった古河と・・イッセイ。
それに、キョウコも・・!

誰か分からない大男が彼女を守るようにその前に立っていたけど、

古河 対 イッセイ,大男,キョウコの対峙構成が出来上がっていた。


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