鳴り響け、復活のソナタ
少しずつそこに近づく中、無意識のうちにホルスターに所持していた拳銃へ手を・・
<こちら関本!!全捜査員に告ぐ!
古河に向けての発砲は絶対にするな!!>
「!?」
<今俺もステージ袖に着いた!
古河が手に持っている筒状の容器、あれにソマンガスが入っていると思われる!
少しの衝撃であれの中が開いたら漏れるぞ!>
「ウハハ!公務員の諸君、
ようやく到着したか。」
「イッセイ!!逃・・!!」
「動くな!!!!!!!」
「「「「「!!?」」」」」
「ウハハ、ようやく喋ったなぁヨシオ。
舞台に立つと緊張するクチかぃ?」
「一歩でも動いてみろ・・
これを撒き散らす・・!!」
「ウハハ!だそうだ公務員の諸君。」
<星野・・リアクションをしずに聞け。
返事もするな。>
「・・・・・・・・・・・。」
<今、反対側の袖に回ってる。
背後から忍び寄って、
隙を突いて古河を取り押さえる。>
「・・・・・・・・。」
<もしかしたらイッセイは、観客達の避難の時間を稼いでくれているのかもしれない。
ここは一旦奴に任せよう。>