鳴り響け、復活のソナタ


打ち合わせ通り茶髪君を伴って、仲間の皆の邪魔にならない場所へと移動する。


「この度はご愁傷様でした・・。
お察しします。」


『・・まぁ・・ビックリだよな。』


「何があったかお話頂けますか?」


『いいよ。まずは何を話せばいい?』


「では単刀直入に、あなたが殺された時の事を教えてください。」


『女だ。』


「・・・・・・。」


『若い女がいきなり襲いかかってきた。』


「ちょっと待った。

え~っと・・まず君と柄本君は何しにここに来たのかな?

2人共、ここの作業員じゃないですよね?」


『あ~練習だよ練習。』


「・・・?」


『ここなら周りに住宅も無いし、
多少騒いでも迷惑かからないからさ。

簡単に忍び込めるし、
ここで柄本と2人で練習してたんだよ。』


「練習っていうと・・スポーツか何か?」


『ウヒャヒャ。俺はともかく、柄本が運動するようなタイプに見えんの?』


「じゃあ・・・。」


『新曲の振りと掛け声の練習してたんだよ。
俺と柄本は“同志”だからな。』


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