鳴り響け、復活のソナタ


「ウハハ、公務員の諸君、
お嬢さん達とは話がついた。

さっさとこっちのお嬢さんに財布返して、
ゴリを解放して貰おうか?」


イッセイの後ろにいる高そうなスーツ姿の人達はみんな弁護士さんだったらしく、

ゴリさんが声掛け事案の容疑で捕らえられたと知って、

イッセイと一緒にここに乗り込んできたらしい・・・。


イッセイの号令と共に、
弁護士軍団の皆さんは先に帰っていった。








「ウハハ、ゴリよ迎えに来たぜぃ?」


「全く・・だから言わんこっちゃない。」


しばらくすると、奥の部屋から警察官のお兄さんの後ろに続いてゴリさんが現れた。


「「すみませんでした・・!」」


クルミちゃんと一緒に、席から立ち上がってゴリさんに頭を下げる。


「いや・・こっちこそちゃんと説明もしてなくて申し訳なかった。」


「あの・・財布届けてくれて・・
ありがとうございました。」






「ウハハ!ところでゴリよ、
何人見つけたんだ?」


「6人だ。最後の1人をどうしようかって彷徨ってて、この子達に声を掛けた。」


「ウハハ、なるほど・・コイツらか。」


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