鳴り響け、復活のソナタ
参謀 ゴリ
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連絡先を渡した7人の女の子。
数日を待たず、
そのうち6人から“やってみたい”と、
鬼才が仕掛ける「アイドル作ってみた」企画に乗っかる返事を出してくれた。
「ウハハ!結構なことじゃねぇか。
ゴリよ、俺がプロデューサーで、
マネージャーはお前な。」
「それは別に構わんが、
この後のプランはどうするつもりだ?
彼女達への連絡係ぐらいはやるが、
どこでどうやって活動する?」
「ウハハ、簡単な事だ。
世にはびこってるアイドル達の真似事しても埋もれるだけ。
だったら“逆”の事をやればいい。」
「・・・・・・・・・・。」
「俺が作るアイドルは、
“会いに行けない”アイドルだぜぃ?
ライブは年2回しかやらねぇ。あとは俺のチャンネルに出演させるだけだ。」
「今まで行ってきたような企画を、
彼女達と一緒にやるという事か?」
「ウハハ。馬鹿言っちゃいけねぇぜゴリ。
最初だけは俺も一緒に出て紹介してやるが、後はアイツらだけで勝手に進めさせろ。
メンバー1人1人の紹介、
踊りの練習風景、
ボイストレーニングの様子、
ウハハ、ネタが無くなったら飯食ってるところでも流しとけ。」