鳴り響け、復活のソナタ
「ちょ、ちょっと待て。
まさか・・・・?」
「ウハハ!ゴリよ、何を撮影して、何をアップロードするかはお前に任せる。
俺とお前のチャンネルだ。
3日に1回の頻度で、
俺の隙間に差し込む形で、
好き勝手に動画上げろ。」
「随分とハードルを上げてくるな?
今まで企画内容や演出は、
お前に一任していたのに、
俺が急にそれをやったところで視聴者は・・。」
「ウハハ、それだよ。」
「・・・・?」
「今までと同じやり方で進めても視聴者にはすぐ飽きられる。
このアイドル達は全て“逆”でいくぜぃ?」
「・・・・という事は、
アイドルの子達の動画に限って、
編集はお前がやるんだな?」
「ウハハ!心配すんな。
ゴリの10分の1にも満たねぇが、
字幕ぐらいは俺にも付けれるぜぃ?」
「・・・・・・・・・・・。」
「クソふざけた内容に、完璧な編集が加算された動画の合間合間に、
ド真面目な内容の、クソクオリティな編集が加算された動画がアップロードされる。
俺の読みでは、次第にコメント欄がこう溢れてくるはずだぜぃ?
“もっとこの子達の動画の頻度上げてくれ”
“もっとこの子達を観たい”ってな。
そうなればこっちのもんだ。」