セジョウ
そりゃそうかって納得したよ。
1年も我慢してくれたんだもん
いい方だよね。
「なーんかこう考えると、上月くんが言う重い男性って、わたしとは縁が無いみたいだね」
すべてを話したわたしは、カラッとした
笑顔を向けた。
なんか語っちゃったけど
上月くんて話しやすいなぁ。
何も言わずに聞くことに徹してくれるんだもん。
上月くんがモテる理由って
きっと見た目だけじゃないんだな。
すると、今まで黙っていた上月くんが
口を開いた。
「大沢さん…重い男と付き合うと
どうなるのか教えてあげようか?」
「え…?」
わたしが驚いたのは、上月くんの
発言ではない。