プリンセスストロベリーの憂鬱
「女の子がジジイを連呼するな」

「じゃあなんて言うの?
口臭い、

倉庫で小豆と心中して欲しい
ジジイ

略してクソジジイって呼べば良いの」


「もっと悪いよ」

「早く高校卒業したい。

あの家出たい」


切ない表情で夏恵は遠くを見つめた。


「夏恵、オレのアパート、まだあそこなんだ。何かあったら来い」

「ありがとう。でも私の第二宅はケーキ屋なの」

「はぁ?」
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