プリンセスストロベリーの憂鬱
「苺もまだ好きだったんだな」

「うん。大好き。

智和くんありがとう。

私を覚えていてくれて」


夏恵は本当うれしいそうに笑った。

その顔に泣きたくなってしまった。


「そうだ。次会ったら、見せて上げるって約束してたよね」

「はぁ?」


何の約束をしただろうか?
頭を巡らせるが、思い出せない。

「上はキャミ着てるから見せられないけど、下なら大丈夫」
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