プリンセスストロベリーの憂鬱
「オレも探して来ます。バイト先の住所教えてください」
従姉はすぐに住所と電話番号を教えてくれた。
「何を騒いでいる」
「あっ!おじいちゃん」
琴弥が走った先には、着物を着て、髭を蓄えた老人が出て来た。
結婚式の時に見たかもしれないが、記憶は曖昧で思い出せない。
あれが夏恵の曾祖父だ。
すぐに分かった。
「お邪魔してます。鷹司夏恵さんの担任の朝霧ともうします」
「朝霧というと。美咲さんの」
「私の従弟に当たります」
従姉はすぐに住所と電話番号を教えてくれた。
「何を騒いでいる」
「あっ!おじいちゃん」
琴弥が走った先には、着物を着て、髭を蓄えた老人が出て来た。
結婚式の時に見たかもしれないが、記憶は曖昧で思い出せない。
あれが夏恵の曾祖父だ。
すぐに分かった。
「お邪魔してます。鷹司夏恵さんの担任の朝霧ともうします」
「朝霧というと。美咲さんの」
「私の従弟に当たります」