Alice in nightmare World
「思い出せるかも知れない」

「そうか、アリス、どうか私をそこに連れて行ってはくれないか、お願いだ。」

マッドハッターは立ち上がり目を輝かせながら私に懇願してきた。

私の行きたい場所もそこにヒントがあるかも知れない。私はその願いを引き受けることにした。

「いいよ、一緒に行こう!上手くいくかは分からないけど」

「ありがとう、アリス、きっと上手くいくよ」

私は大量の帽子をかき分けて部屋の隅まできた。壁に向かい。私は扉を想像した。

大きな扉が出て来た。立派だがどこか少し古びている。

「立派じゃないか」

「大きいね、上手くいったのかな」

「さっそく外に出てみよう、楽しみだドキドキしてきたよ」
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