Alice in nightmare World
私は大きなドアを開けた。

いい香りがした。事前の香りだ。何処だろう森の中だ。

「ここがあなたの行きたい場所?」

「分からない、だが分かりそうだ、もう少し進んでみよう」

私達は帽子だらけの部屋から飛び出した。そこは木々が生い茂る緑緑しい森だ。空気が澄んでてとても美味しい。

森とはいえ人が歩いてるであろう道がある。ひたすらの獣道という訳では無い。草木が別れていてる。右に行くか左に行くかどちらに行こう。

「道が別れているね」

「ああ、ここには来た事がある、あまり好きじゃない、何か思い出せそうだ。どっちだろう、んー、左だ。左に何かあるはずだ。」

彼の言う通り左に進むことにした。
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