Alice in nightmare World
そこは薄暗い。決して広くはない。夢の中だからだろうか生活感のあるはずの部屋だが、まったく人気がない。もちろん誰もいない。
「懐かしいな」
「ここで暮らしていたの?」
「ああ、そうだよ」
「そう」
「あんまりいい思い出は無いけどね」
俯いたマッドハッターはため息をついた。
「ここでしたい事はまだある?」
「そんなに急かさないでくれ、もう少しゆっくりしたい」
「ごめんなさい、でも私も行かないといけないから」
「懐かしいな」
「ここで暮らしていたの?」
「ああ、そうだよ」
「そう」
「あんまりいい思い出は無いけどね」
俯いたマッドハッターはため息をついた。
「ここでしたい事はまだある?」
「そんなに急かさないでくれ、もう少しゆっくりしたい」
「ごめんなさい、でも私も行かないといけないから」