幻惑
私は、翼を好きになっていることを、もう隠せなくなっていた。
 
その次の月曜日、私達はドライブをした。

車の中は人目を気にしなくてすむ。

少し車を走らせて。公園に車を停めて話す。

誰にも邪魔されない、穏やかで優しい時間。
 


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