白雪姫に極甘な毒リンゴを 短編集

桃と十環からのエール

☆龍牙side☆

 
 小百合をバイクの後ろに乗せ
 家まで送り届けた。


 そして『じゃあな』とだけ告げて
 俺は自分の家に帰って来た。


 ベッドに倒れこんだまま
 どれくらいの時間がたったんだろう。

 天井をずっと見上げているけど、
 思い出すのは小百合のことばかり。
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