白雪姫に極甘な毒リンゴを 短編集

 小百合の手のひらが
 俺の両頬を包み込んだ。


 近い! 

 近い!


 小百合の顔、近すぎだから!



 俺だけを見つめる小百合の瞳。



 その綺麗な瞳に引き寄せられるように
 俺は小百合にキスをした。

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