白雪姫に極甘な毒リンゴを 短編集
桃華の悲しみ
☆桃華side☆
十環先輩に言われた通り
TODOMEKI近くのコンビニに入った。
さっき電話で
十環先輩に言われたことが嬉しくて
勝手に顔がにやけてしまう。
『家まで送るから』
夜中に私一人で
家に帰るのは危ないから
送ってくれるってことだよね?
心配してくれたんだ。
私のこと。
普段から
兄たちにも知り合いにも
女の子扱いなんかされないから、
十環先輩の優しさが
嬉しくてたまらない。
十環先輩が来るまで
雑誌でも立ち読みしてよう。
そう思い
コンビニの雑誌コーナーの前で
女子高生向けの
ファッション誌を開いた。
十環先輩が好きな
ふんわり系の女の子に
私はなれないけど……
努力をすれば、
少しくらい近づくことはできるのかな。
そう思いながら
ペラペラとページをめくると
見覚えのある顔が目に入った。
十環先輩に言われた通り
TODOMEKI近くのコンビニに入った。
さっき電話で
十環先輩に言われたことが嬉しくて
勝手に顔がにやけてしまう。
『家まで送るから』
夜中に私一人で
家に帰るのは危ないから
送ってくれるってことだよね?
心配してくれたんだ。
私のこと。
普段から
兄たちにも知り合いにも
女の子扱いなんかされないから、
十環先輩の優しさが
嬉しくてたまらない。
十環先輩が来るまで
雑誌でも立ち読みしてよう。
そう思い
コンビニの雑誌コーナーの前で
女子高生向けの
ファッション誌を開いた。
十環先輩が好きな
ふんわり系の女の子に
私はなれないけど……
努力をすれば、
少しくらい近づくことはできるのかな。
そう思いながら
ペラペラとページをめくると
見覚えのある顔が目に入った。