触れたい、できない
外と中
2
「…………は?」
横の男子が、その言葉にピクっと反応する。
「……ん?万屋って…」
私がふと横を見ると、長身メガネ男子が声を上げた主を睨んでいた。
「あら、万屋くん?」
先生の視線とともに、みんなの視線も万屋に集まる。
「だって万屋部活入んねーって言ってたし…適任じゃね?」
声を上げた主は、ふてくされたように頬をふくらませていた。
……あれ?この人って
_さっき万屋をバレー部に誘ってた男子だ
「…いや、確かに入りませんけど」
万屋はメガネをかけ直しながら男子を見る。
「じゃーいいじゃん!決まりな、先生!」
そう言って、先生に笑顔を向ける男子。
……こいつ、万屋がバレー部入るの断ったからその仕返ししてるんじゃ?
私だけじゃなく蓮もそれに気づいたのか、おい…と声を上げようとするも、
「ええ……もしよかったら頼んでもいいかしら…?万屋くん」
と跡先生が申し訳なさそうに頼んだ。
さすがに先生や他のクラスメートからの期待にも耐えかねたのか、
「…分かりました」
と、万屋は溜息をつき了承してしまった。
「…………は?」
横の男子が、その言葉にピクっと反応する。
「……ん?万屋って…」
私がふと横を見ると、長身メガネ男子が声を上げた主を睨んでいた。
「あら、万屋くん?」
先生の視線とともに、みんなの視線も万屋に集まる。
「だって万屋部活入んねーって言ってたし…適任じゃね?」
声を上げた主は、ふてくされたように頬をふくらませていた。
……あれ?この人って
_さっき万屋をバレー部に誘ってた男子だ
「…いや、確かに入りませんけど」
万屋はメガネをかけ直しながら男子を見る。
「じゃーいいじゃん!決まりな、先生!」
そう言って、先生に笑顔を向ける男子。
……こいつ、万屋がバレー部入るの断ったからその仕返ししてるんじゃ?
私だけじゃなく蓮もそれに気づいたのか、おい…と声を上げようとするも、
「ええ……もしよかったら頼んでもいいかしら…?万屋くん」
と跡先生が申し訳なさそうに頼んだ。
さすがに先生や他のクラスメートからの期待にも耐えかねたのか、
「…分かりました」
と、万屋は溜息をつき了承してしまった。