碧花の結晶
シチューはとても好評だった。
ササが予想以上に何度もおかわりしたので、あんなに沢山あったシチューはあっという間になくなってしまった。
「う〜~、もう食べれない…」
ササのお腹はこれでもかと言うほどぽっこりと膨らんでいた。
「あはははははは! 食べ過ぎ! 」
「う〜、うるさい!」
楽しそうに喋る子供達。
少し前までならあの中で無邪気に入って行っていただろうに。
もうすぐ日が暮れる。
あの男がやってくる時間だ。