桃の華〜溺愛イケメン社長〜
桃田さんは明日時間を作ってくれる事になり、私のバイト終わりに家に来てくれることになった。
私は帰って、早速おばあちゃんに話すことにした。
「ただいま。おばあちゃん、ちょっといい?」
台所で夕飯の支度をしてくれているおばあちゃんにそう言うと、野菜を切っていたおばあちゃんが振り向く。
「おかえり。どうしたの?」
「あのね、私付き合っている人がいるんだけど、明日おばあちゃんに挨拶に来たいって言ってくれてるんだけど、いいかな?」
こんな話をおばあちゃんにするのは初めてで少し緊張する。
「華、おじいちゃんの話、忘れたの?」
「え?」
おじいちゃんの話って何だったかな?
思い出せないけどおばあちゃんの表情から、桃田さんが挨拶に来ることを喜んでくれていないのはわかる。
「華には決まった人がいるって言われたでしょ」
思い出したよ。
16歳の誕生日の時に、おじいちゃんに言われた。
“お前には生まれる前から決まった相手がいるんだよ”
“その相手と一緒になると必ず幸せになる”からと言われたんだった。
それに高校を卒業したら婚約するとも言っていた。
初めて聞いたときは、好きな人もいなかったから深くは考えなかったんだけど。
でも今は桃田さんがいる。
決められた人を婚約も結婚もしたくない。
「おばあちゃん、私好きな人ができたの。おじいちゃんの言っていた人じゃなくて、好きな人と一緒にいたい」
「結婚しようって言われたの?」
「言われていない」
まだ付き合い始めたばかりだし、私だってまだ高校生だもん。
結婚のことなんて考えたこともない。
「じゃ、一度おじいちゃんの言っていた人に会ってみなさい」
「え?」
「華がお付き合いしてる人よりいい人かもしれないでしょ」
「おばあちゃんっ!」
桃田さん以外考えられないのに他の人に会うなんて嫌だよ。
「明日はおばあちゃんも忙しいからお断りしてちょうだいね。それと、週末に会えるように先方に連絡してみるから」
「私、会いたくないよ」
「おじいちゃんが華の幸せを願って決めた人なのよ」
大好きなおじいちゃんが私のためを思って決めてくれたのはわかる。
だけど、私は桃田さんが大好きなのに。
私は帰って、早速おばあちゃんに話すことにした。
「ただいま。おばあちゃん、ちょっといい?」
台所で夕飯の支度をしてくれているおばあちゃんにそう言うと、野菜を切っていたおばあちゃんが振り向く。
「おかえり。どうしたの?」
「あのね、私付き合っている人がいるんだけど、明日おばあちゃんに挨拶に来たいって言ってくれてるんだけど、いいかな?」
こんな話をおばあちゃんにするのは初めてで少し緊張する。
「華、おじいちゃんの話、忘れたの?」
「え?」
おじいちゃんの話って何だったかな?
思い出せないけどおばあちゃんの表情から、桃田さんが挨拶に来ることを喜んでくれていないのはわかる。
「華には決まった人がいるって言われたでしょ」
思い出したよ。
16歳の誕生日の時に、おじいちゃんに言われた。
“お前には生まれる前から決まった相手がいるんだよ”
“その相手と一緒になると必ず幸せになる”からと言われたんだった。
それに高校を卒業したら婚約するとも言っていた。
初めて聞いたときは、好きな人もいなかったから深くは考えなかったんだけど。
でも今は桃田さんがいる。
決められた人を婚約も結婚もしたくない。
「おばあちゃん、私好きな人ができたの。おじいちゃんの言っていた人じゃなくて、好きな人と一緒にいたい」
「結婚しようって言われたの?」
「言われていない」
まだ付き合い始めたばかりだし、私だってまだ高校生だもん。
結婚のことなんて考えたこともない。
「じゃ、一度おじいちゃんの言っていた人に会ってみなさい」
「え?」
「華がお付き合いしてる人よりいい人かもしれないでしょ」
「おばあちゃんっ!」
桃田さん以外考えられないのに他の人に会うなんて嫌だよ。
「明日はおばあちゃんも忙しいからお断りしてちょうだいね。それと、週末に会えるように先方に連絡してみるから」
「私、会いたくないよ」
「おじいちゃんが華の幸せを願って決めた人なのよ」
大好きなおじいちゃんが私のためを思って決めてくれたのはわかる。
だけど、私は桃田さんが大好きなのに。