桃の華〜溺愛イケメン社長〜
別れます
夏休みが終わったけど、まだまだ暑い毎日が続く。
桃田さんは相変わらず忙しい日々を送っているけど、マキノさんが空いている時間を教えてくれるから、会社に会いに行くようになった。
今日も学校の終わる時間と、桃田さんの空いている時間が同じで学校帰りに桃田さんに会いに行った。
受付の方は私の顔を見るとわかってくれるようになり、直ぐに通してくれるようになった。
「ねぇ、ねぇ知ってる?最近よく社長に会いに来てる女子高生がいるって」
エレベーターが来るのを待っていると、先に待っていた女性の2人組が話している。
その女子高生って私のことだよね。
ここ数回は制服のまま着ていたから、誰だって私が女子高生だってわかるだろうし。
「あれって、妹さんでしょ?」
「違う、違う!彼女らしいよ」
聞かない方がいいよね。
わざとじゃないにしろ、こんなの盗み聞きしてるみたいで嫌だな。
「えー。そうなの?社長ってロリコン?」
私は前にいる2人に気付かないようにそっとその場を立ち去った。
私のせいで桃田さんが悪い風に見られるの嫌だよ。
桃田さんはロリコンじゃない。
何も考えずに会いに来ていたけど、私みたいな女子高生が彼女だって周りに知られたくないよね。
会社にまで何度も押しかけて、しかも制服で来るなんて。
私は会社を出て、ビルを見上げてた。
このビルの1番上に桃田さんはいるんだね。
遠くて高いところにいる人なんだね。
本当は私なんか相手にもされないような凄い人なんだ。
どうしよう…。
受付に行ったから、桃田さんはもう私が来ることは知っているだろうし。
きっとまたエレベーターの前で私を待ってくれているよね。
桃田さんはみんなに私のこと見られてもいいのかな…?
桃田さんは相変わらず忙しい日々を送っているけど、マキノさんが空いている時間を教えてくれるから、会社に会いに行くようになった。
今日も学校の終わる時間と、桃田さんの空いている時間が同じで学校帰りに桃田さんに会いに行った。
受付の方は私の顔を見るとわかってくれるようになり、直ぐに通してくれるようになった。
「ねぇ、ねぇ知ってる?最近よく社長に会いに来てる女子高生がいるって」
エレベーターが来るのを待っていると、先に待っていた女性の2人組が話している。
その女子高生って私のことだよね。
ここ数回は制服のまま着ていたから、誰だって私が女子高生だってわかるだろうし。
「あれって、妹さんでしょ?」
「違う、違う!彼女らしいよ」
聞かない方がいいよね。
わざとじゃないにしろ、こんなの盗み聞きしてるみたいで嫌だな。
「えー。そうなの?社長ってロリコン?」
私は前にいる2人に気付かないようにそっとその場を立ち去った。
私のせいで桃田さんが悪い風に見られるの嫌だよ。
桃田さんはロリコンじゃない。
何も考えずに会いに来ていたけど、私みたいな女子高生が彼女だって周りに知られたくないよね。
会社にまで何度も押しかけて、しかも制服で来るなんて。
私は会社を出て、ビルを見上げてた。
このビルの1番上に桃田さんはいるんだね。
遠くて高いところにいる人なんだね。
本当は私なんか相手にもされないような凄い人なんだ。
どうしよう…。
受付に行ったから、桃田さんはもう私が来ることは知っているだろうし。
きっとまたエレベーターの前で私を待ってくれているよね。
桃田さんはみんなに私のこと見られてもいいのかな…?