桃の華〜溺愛イケメン社長〜
「社員たちも驚いているでしょうね。クールな社長が華さんの前だとデレデレ鼻の下を伸ばしてるなんて」
エレベーターに乗るなり、マキノさんに言われた。
「最近、社員たちが噂してますよ」
「知ってるよ、ロリコンだって言われてるんだろ」
やっぱり桃田さんは、ロリコンだって言われてるの知ってたんだ。
「それもありますけど、社長が優しくなったって言ってますよ」
え?桃田さんはすごく優しいのに、社員さんには優しさが伝わっていないのかな。
「前は社員の前じゃニコリともしなかったのに」
そうなんだ。
私の知っている桃田さんじゃないみたい。
「では、私は仕事に戻ります」
社長室に到着すると、マキノさんはそう言って出て行った。
社長室に入り、ソファに桃田さんと並んで座る。
「仕事先にもらったクッキーがあるんだけど食べる?」
「はい」
そう言って、桃田さんがクッキーを出してくれる。
これって…今SNSとかで人気の花の形をしたクッキーだよね。
この前見たテレビで行列が出来てるって言ってた。
1週間前に来た時は、高級なチョコレートを得意先でもらったって言ってたけど、もしかして私が来ると思って用意してくれてるのかな?
優しい桃田さんのことだからあり得る。
「もしかして、桃田さんが買ってきてくれたんですか?」
「バレちゃったね。コーヒー入れてくるね」
桃田さんっていつも私の事を考えてくれてるよね。
今日のことだけじゃなく、デートの時もいつも行くところも決めていてくれて、いろいろと準備をしてくれている。
桃田さんにしてもらうばかりじゃなく、私も何か桃田さんのためにしたいな。
「りーつ!!」
社長室の扉が開き元気よく入ってきたのは、コーヒーを入れに行った桃田さんではなく、サングラスをかけた女の人だった。
「誰?もしかして、新しいCMモデル?」
ソファに座る私に気づき、私をジロジロと見定めされるように見て来られてる。
「い、いえ」
「ねぇ、律は?」
桃田さんのこと“律”って呼ぶんだ。
誰なんだろう?
どこかで見たことある気がするんだけど。
エレベーターに乗るなり、マキノさんに言われた。
「最近、社員たちが噂してますよ」
「知ってるよ、ロリコンだって言われてるんだろ」
やっぱり桃田さんは、ロリコンだって言われてるの知ってたんだ。
「それもありますけど、社長が優しくなったって言ってますよ」
え?桃田さんはすごく優しいのに、社員さんには優しさが伝わっていないのかな。
「前は社員の前じゃニコリともしなかったのに」
そうなんだ。
私の知っている桃田さんじゃないみたい。
「では、私は仕事に戻ります」
社長室に到着すると、マキノさんはそう言って出て行った。
社長室に入り、ソファに桃田さんと並んで座る。
「仕事先にもらったクッキーがあるんだけど食べる?」
「はい」
そう言って、桃田さんがクッキーを出してくれる。
これって…今SNSとかで人気の花の形をしたクッキーだよね。
この前見たテレビで行列が出来てるって言ってた。
1週間前に来た時は、高級なチョコレートを得意先でもらったって言ってたけど、もしかして私が来ると思って用意してくれてるのかな?
優しい桃田さんのことだからあり得る。
「もしかして、桃田さんが買ってきてくれたんですか?」
「バレちゃったね。コーヒー入れてくるね」
桃田さんっていつも私の事を考えてくれてるよね。
今日のことだけじゃなく、デートの時もいつも行くところも決めていてくれて、いろいろと準備をしてくれている。
桃田さんにしてもらうばかりじゃなく、私も何か桃田さんのためにしたいな。
「りーつ!!」
社長室の扉が開き元気よく入ってきたのは、コーヒーを入れに行った桃田さんではなく、サングラスをかけた女の人だった。
「誰?もしかして、新しいCMモデル?」
ソファに座る私に気づき、私をジロジロと見定めされるように見て来られてる。
「い、いえ」
「ねぇ、律は?」
桃田さんのこと“律”って呼ぶんだ。
誰なんだろう?
どこかで見たことある気がするんだけど。