桃の華〜溺愛イケメン社長〜
桃田さんと大して関わることもないだろうと思っていたのに、急展開を迎えた。
「え、アクアのイベントにですか?」
一二三に出勤するなり店長に呼ばれた。
「まだ来月なんだけど、桃田社長から直々に申し入れがあってね。イベント会場でうちの和菓子を使いたいって。そのイベント会場にタナカさんと2人で行ってくれないかな」
「私で大丈夫ですか?」
タナカさんはベテランさんで仕事も出来るけど、私はまだ新人なのに。
「大丈夫!和菓子を配るだけだから。でもゲストに品物の説明を求められたら答えなきゃいけないから、うちのスタッフも行くことになったんだ。和泉さんなら説明もできるし問題ないよ」
そうして私は桃田さんの会社のイベントに行くことが決まってしまった。
そして数日後、桃田さんがイベントに出す品物を選ぶために来店されてる。
「失礼します」
私は桃田さんと店長が打ち合わせしているところへお茶を入れて持って行った。
「君はどれがいいと思う?」
え、私?
お茶をテーブルに置くと、桃田さんは私に向けて聞いてきた。
「今回のイベントのゲストは若い女性なんだ」
それで私に聞いてこられたんだろうけど、選べないよ。
「君なら、どれがいい?」
「選ぶのは難しいです。一二三の和菓子はどれも美味しいので」
売れ残りでもらって帰って何度も食べてるけど、本当に美味しいものばかりだと思う。
「和泉さん、店長としては嬉しいけど、全種類ってわけにもいかないからね」
店長の言う通り全種類は無理だ。
でも本当に選ぶのは難しいよ。
「営業上手なバイトさんですね」
営業のつもりで答えたんじゃないんだけど。
「じゃ、全種類にするよ」
えー!!嘘!
「え、アクアのイベントにですか?」
一二三に出勤するなり店長に呼ばれた。
「まだ来月なんだけど、桃田社長から直々に申し入れがあってね。イベント会場でうちの和菓子を使いたいって。そのイベント会場にタナカさんと2人で行ってくれないかな」
「私で大丈夫ですか?」
タナカさんはベテランさんで仕事も出来るけど、私はまだ新人なのに。
「大丈夫!和菓子を配るだけだから。でもゲストに品物の説明を求められたら答えなきゃいけないから、うちのスタッフも行くことになったんだ。和泉さんなら説明もできるし問題ないよ」
そうして私は桃田さんの会社のイベントに行くことが決まってしまった。
そして数日後、桃田さんがイベントに出す品物を選ぶために来店されてる。
「失礼します」
私は桃田さんと店長が打ち合わせしているところへお茶を入れて持って行った。
「君はどれがいいと思う?」
え、私?
お茶をテーブルに置くと、桃田さんは私に向けて聞いてきた。
「今回のイベントのゲストは若い女性なんだ」
それで私に聞いてこられたんだろうけど、選べないよ。
「君なら、どれがいい?」
「選ぶのは難しいです。一二三の和菓子はどれも美味しいので」
売れ残りでもらって帰って何度も食べてるけど、本当に美味しいものばかりだと思う。
「和泉さん、店長としては嬉しいけど、全種類ってわけにもいかないからね」
店長の言う通り全種類は無理だ。
でも本当に選ぶのは難しいよ。
「営業上手なバイトさんですね」
営業のつもりで答えたんじゃないんだけど。
「じゃ、全種類にするよ」
えー!!嘘!