3度目の正直〜幸せはそこに落ちていた〜
ドキドキが止まらないまま、私たちは花屋に到着。

そう、今日は先輩・一花ちゃんの誕生日。

その誕生日サプライズのために元々集まる予定だったのだが、サプライズのあとに二人で初めて遊ぶことにしていた。

流星と遊んでみたい。

今までに、ご飯を一緒に食べたことは数回あったし、何人かでの集まりで一緒に過ごしたことはあったが、彼氏がいた私は、二人で遊ぶ機会があっても逃げてばっかりだった。



一花ちゃんの家の近くのコンビニに着いた。

だが、千尋と一花と連絡がつかない。

私と流星はコンビニに飲み物を買いに行くことにした。

選んでる時もドキドキは止まらない。

緊張なのか。
それとも寒いからなのか。

よくわからなかった。



飲み物を買い、車に戻る。

後部座席のドアを開けようとした瞬間、流星が口を開く。

’’助手席きてや''

千尋たちと遊んでいるときはいつも助手席だったが、想いに気づいてしまった以上、心臓はうるさい。

何を言われるのか、正直怖かった。
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