3度目の正直〜幸せはそこに落ちていた〜
結局、優都とは1年3か月2日で別れた。

元カノ・日葵(ひまり)ともたまに会っていた優都。

嫉妬心が強い私には耐えられなかった。

日葵というのは、優都との恋を支援してくれた人であり、そして私の友達でもある。

当時、日葵と仲のよかった私は、彼女の家に行って遊ぶこともよくあった。

そこで見つけたとあるぬいぐるみ。

そう、優都が私にくれたぬいぐるみと同じものだ。

『なんで同じぬいぐるみが…?』

あとで判明したのだが、二人は別れたあとも会っていたらしい。

三人で遊んだ時も、優都は日葵に触れることがあった。

私の相手はしてくれない。

''まだあの二人は両想いなのではないか...?''

そう思うほど二人は仲が良かった。

支援学級クラスの頃から仲が良かった。

同じ苦しみを抱えた二人だからこそわかる辛さ。

そういうものがあったのかもしれない。

私はそれもあり、身を引いた。



しかし、新に惹かれ始めていたという事実は変えれるものではない。

別れた一番の理由は、好きな人が出来たからだ。

''浮気''

浮気をしてしまった。

優都と別れてすぐ、告白を受けた。

いつも話相手になってくれる新が好きだったのかもしれない。

そのころ、愛されるということがどういうことかよくわかっていなかった私は、好きになったと思い込んでいた。

そして、9月7日。

別れて数週間で彼氏ができたのであった。
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