強引な彼と恋のマジックドライビング
私たちはもう兄の年齢をとっくに越した。

お兄ちゃん、私幸せになるよ。

お兄ちゃんが引き合わせてくれたお兄ちゃんの一番の友達と結婚するよ。

朝帰りした私に、父は複雑な顔をして

「朝陽にようやく承諾してもらえました。
お父さん、お母さん、朝陽さんと結婚します」

頭を下げた柚月に母は飛び上がって喜び、父は泣き笑いしながら

「柚月、やっぱり朝陽は誰にもやらない。
俺の大事な娘、そう簡単に手離せるか!
ほんとに朝帰りしやがって」

と頭をはたかれ、そんな父の頭を母が隣ではたき、

「何言ってるの!
こんなイケメンにもらってもらえるんだから感謝さしないと。

それに朝陽と柚月くんの子供よ?
絶対可愛いから!
あー、もう楽しみだわ」

ウキウキする母に2年後だと伝えると

「朝陽、何言ってるの!
柚月くんのきがかわったらどうするの!」

と今度は私が母から頭をはたかれ、父は腕を組んで満足げに笑っていた。

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