からふる。~第7話~
その日の正午。
しゅうくんと黄海くんの協力で掃除も洗濯も終わり、昼食がてら買い物にいくことになった。
今日は暇だという八代先輩と1年生2人、私の4人で電車に乗り、大型ショッピングセンターに向かった。
「朱鷺田さんは電車初めてですか?」
アニメキャラのバッチをたくさん着けたリュックを背負っている八代先輩が聞いてきた。
「いえ、何度か乗ったことはあります。大変お恥ずかしい話なのですが、半年前まで電車には乗ったことがありませんでした」
「そうなんですか」
「さっきーもさあやんも堅苦しいよぉ!もっとぉリラックスぅリラックスぅ」
「さ、さ、さ、さあやん?」
「さあやんて可愛いじゃん。ねえ、しゅうぽん」
「しゅうぽんは止めてくれ」
「いいじゃん!しゅうぽん可愛いよぉ」
と、しゅうくんに抱きつく黄海くん。
嫌がりながらもはにかむしゅうくん。
はぁ...。
この笑顔もカッコいい。
そして、今朝のキスがちらつく。
ダメダメ。
思い出しちゃダメ。
「ねえまだぁ~?」
「もうちょいだから大人しく乗ってて」
「はぁい」
あっ...。
しゅうくんと目が合う。
私に笑いかける。
や、止めて。
その笑顔は凶器的。
しゅうくんと黄海くんの協力で掃除も洗濯も終わり、昼食がてら買い物にいくことになった。
今日は暇だという八代先輩と1年生2人、私の4人で電車に乗り、大型ショッピングセンターに向かった。
「朱鷺田さんは電車初めてですか?」
アニメキャラのバッチをたくさん着けたリュックを背負っている八代先輩が聞いてきた。
「いえ、何度か乗ったことはあります。大変お恥ずかしい話なのですが、半年前まで電車には乗ったことがありませんでした」
「そうなんですか」
「さっきーもさあやんも堅苦しいよぉ!もっとぉリラックスぅリラックスぅ」
「さ、さ、さ、さあやん?」
「さあやんて可愛いじゃん。ねえ、しゅうぽん」
「しゅうぽんは止めてくれ」
「いいじゃん!しゅうぽん可愛いよぉ」
と、しゅうくんに抱きつく黄海くん。
嫌がりながらもはにかむしゅうくん。
はぁ...。
この笑顔もカッコいい。
そして、今朝のキスがちらつく。
ダメダメ。
思い出しちゃダメ。
「ねえまだぁ~?」
「もうちょいだから大人しく乗ってて」
「はぁい」
あっ...。
しゅうくんと目が合う。
私に笑いかける。
や、止めて。
その笑顔は凶器的。