藍色の夜
むぅ...。
そんなド正論なこと言われたら何も返せないじゃないか。
「...そうですね〜、確かに〜、私が悪かったです、すみませんでした。」
「え、何、なんか怒ってんの?俺なんかした?」
私の不機嫌な声色を察した彼は、焦ったように問う。
ほら...、もう、だから、...そういうのが駄目なんだって。
「別に?」
意図して出した私の素っ気ない声に、彼は困ったように「え〜...」と零す。
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