幼なじみの彼とわたし
さっきまで酔いつぶれかけだった二人がテキパキと動いている。
呆気にとられていると、いずみんに、「亜衣紗ちゃんも早く!」と急かされて、慌てて片付けを始める。
なんでこうなったんだろ。。。
部屋着を出してきてから一時間もしないうちに寝る準備は整い、ローテーブルを移動してリビングに布団を敷いて三人でゴロゴロする。
広くないリビングにシングルの布団を2枚並べるともうキツキツだ。
結局麻ちゃんは、「どこの男のものかわからないのを着るよりはマシ」とのことで、わたしの部屋着を着ているからパンツの丈が全然あっていない。
それでも、ちゃんと着こなしているからスタイルの良さに羨ましさを感じる。
すっかり目が冴えてしまっているように見えるこの二人はあまり寝る気がないのかもしれない。
麻ちゃんはソファの上、いずみんはソファにもたれるように座っている。
眠気に襲われつつあるわたしはクッションを抱えながら布団の上に座った。
「で?」
…で?
首をかしげると、麻ちゃんは
「亜衣紗って、ほんとに誰とも付き合ったことないの?」
また聞いてくる。
さっき言ったよね。
「うん、ないっていってるじゃない」
「学生時代も?」
「いずみんまで!ほんとにないよ。だって二人と違ってモテないし」
仕方ないじゃん。
モテないから告白もされないし、告白する勇気もないんだから、どうやって付き合うところまでいくのかもわかんないの。
悲しくなるから、それ以上言わないでほしい。
呆気にとられていると、いずみんに、「亜衣紗ちゃんも早く!」と急かされて、慌てて片付けを始める。
なんでこうなったんだろ。。。
部屋着を出してきてから一時間もしないうちに寝る準備は整い、ローテーブルを移動してリビングに布団を敷いて三人でゴロゴロする。
広くないリビングにシングルの布団を2枚並べるともうキツキツだ。
結局麻ちゃんは、「どこの男のものかわからないのを着るよりはマシ」とのことで、わたしの部屋着を着ているからパンツの丈が全然あっていない。
それでも、ちゃんと着こなしているからスタイルの良さに羨ましさを感じる。
すっかり目が冴えてしまっているように見えるこの二人はあまり寝る気がないのかもしれない。
麻ちゃんはソファの上、いずみんはソファにもたれるように座っている。
眠気に襲われつつあるわたしはクッションを抱えながら布団の上に座った。
「で?」
…で?
首をかしげると、麻ちゃんは
「亜衣紗って、ほんとに誰とも付き合ったことないの?」
また聞いてくる。
さっき言ったよね。
「うん、ないっていってるじゃない」
「学生時代も?」
「いずみんまで!ほんとにないよ。だって二人と違ってモテないし」
仕方ないじゃん。
モテないから告白もされないし、告白する勇気もないんだから、どうやって付き合うところまでいくのかもわかんないの。
悲しくなるから、それ以上言わないでほしい。