幼なじみの彼とわたし
「いい?大学ではわたし確かに亜衣紗の近くにいたけど、今は就職先も別なの。遥平くんは今職場も一緒でしょ?そろそろ自分で何とかしなさいよ!」
「できたらしてる…」
「してないじゃない!いい?亜衣紗にちゃんと聞いてみること。で、自分の気持ちを伝えること。わかった?」
「あ、あぁ」
条件反射のように返事をしてしまった。
「じゃあ、がんばるのよ」
と言って電話はきれた。
すごい勢いだったなぁ、千尋。
失恋の相手とか内容とか聞きたかったけど、そんなの聞ける雰囲気じゃなかった。
はぁぁぁぁ
でも、失恋したということは、まだ付き合ってないはずだよな。
ということは、まだ間に合うかもしれない。
嫌われたくなくて。
鬱陶しがられたくなくて。
幼なじみとして接してきたけど、このままじゃダメだな。
ギアをひとつ上にあげよう。
すぐに告白する勇気は今はまだないが、そのうちする。
そう決めると少し前向きになった。
「できたらしてる…」
「してないじゃない!いい?亜衣紗にちゃんと聞いてみること。で、自分の気持ちを伝えること。わかった?」
「あ、あぁ」
条件反射のように返事をしてしまった。
「じゃあ、がんばるのよ」
と言って電話はきれた。
すごい勢いだったなぁ、千尋。
失恋の相手とか内容とか聞きたかったけど、そんなの聞ける雰囲気じゃなかった。
はぁぁぁぁ
でも、失恋したということは、まだ付き合ってないはずだよな。
ということは、まだ間に合うかもしれない。
嫌われたくなくて。
鬱陶しがられたくなくて。
幼なじみとして接してきたけど、このままじゃダメだな。
ギアをひとつ上にあげよう。
すぐに告白する勇気は今はまだないが、そのうちする。
そう決めると少し前向きになった。