幼なじみの彼とわたし
「西本くんに限ってそんなことないって。噂はあくまで噂だから。本人に聞いてみたらちゃんと教えてくれるよ」
「そだね」
遥ちゃんはそんな二股とかする人じゃないということはよくわかってはいるけど。
でも、噂になるってことは、付き合ってないとしても女の子とどこか行ってたってことよね。
さっきまで幸せにお昼食べてたのに。
よほどわたしの顔が沈んでいたのだろう。
いずみんが声をかけてくれた。
「ねぇ、亜衣紗ちゃん。一緒にクリスマスプレゼント買いにいかない?亜衣紗ちゃんは西本くんに。わたしは彼氏に」
「うん、そうだね」
いずみんの気遣いが嬉しい。
スマホのカレンダーアプリで日にちを相談して、明後日の木曜日に行くことになった。
何がいいだろうか。
遥ちゃんの顔を思い浮かべながらプレゼントを考えていると少し気分が浮上してきた。
二日後、仕事を定時に終わらせていずみんとクリスマスプレゼントを買いにデパートへ行く。
遥ちゃんからは『いとこと約束してるから一緒に帰れない』と連絡が来ていた。
「いずみんは何あげるか決めた?」
「うーん、決めたような決めてないような。去年はネクタイとネクタイピンあげたんだけどねー」
そういえば。
「そだね」
遥ちゃんはそんな二股とかする人じゃないということはよくわかってはいるけど。
でも、噂になるってことは、付き合ってないとしても女の子とどこか行ってたってことよね。
さっきまで幸せにお昼食べてたのに。
よほどわたしの顔が沈んでいたのだろう。
いずみんが声をかけてくれた。
「ねぇ、亜衣紗ちゃん。一緒にクリスマスプレゼント買いにいかない?亜衣紗ちゃんは西本くんに。わたしは彼氏に」
「うん、そうだね」
いずみんの気遣いが嬉しい。
スマホのカレンダーアプリで日にちを相談して、明後日の木曜日に行くことになった。
何がいいだろうか。
遥ちゃんの顔を思い浮かべながらプレゼントを考えていると少し気分が浮上してきた。
二日後、仕事を定時に終わらせていずみんとクリスマスプレゼントを買いにデパートへ行く。
遥ちゃんからは『いとこと約束してるから一緒に帰れない』と連絡が来ていた。
「いずみんは何あげるか決めた?」
「うーん、決めたような決めてないような。去年はネクタイとネクタイピンあげたんだけどねー」
そういえば。