幼なじみの彼とわたし
「おまたせー。…って亜衣紗ちゃん!?どうした?何があったの?」
ひどく焦ってるみたい。
「泣いてるじゃん」の声で自分が泣いていることに気づく。
泣きそう、じゃなく泣いてたみたい。
「あ、ごめんなさい。あの。プレゼント買えたみたいだし、わたし、帰るね」
「ダメ」
ダメって。
早く帰りたいのに。
「とりあえず、話聞くから」
そう言うと、わたしを近くのカフェに連れていく。
「電話してたみたいだけど?」
喋るともっと泣いてしまいそうだ。
頷くだけ。
「誰と?何て?何か言われた?…それとも俺何かした?」
そこには首を横にふる。
森田さんのせいでは決してない。
でも、わたしのことをじっと見ている森田さんを前に話すまで帰れない雰囲気だ。
さっき遥ちゃんの電話に女の人が出たこと。
以前「いとこと約束してる」って言ってた日に女の人とふたりで歩いているのを見かけたこと。
食堂での女性社員の会話の人と一致することなど。
最近忙しいみたいで仕事以外で会えてないこと。
思い当たることを思いついた順に森田さんに話す。
「そういうことか。あいつ、ほんと…」
ひどく焦ってるみたい。
「泣いてるじゃん」の声で自分が泣いていることに気づく。
泣きそう、じゃなく泣いてたみたい。
「あ、ごめんなさい。あの。プレゼント買えたみたいだし、わたし、帰るね」
「ダメ」
ダメって。
早く帰りたいのに。
「とりあえず、話聞くから」
そう言うと、わたしを近くのカフェに連れていく。
「電話してたみたいだけど?」
喋るともっと泣いてしまいそうだ。
頷くだけ。
「誰と?何て?何か言われた?…それとも俺何かした?」
そこには首を横にふる。
森田さんのせいでは決してない。
でも、わたしのことをじっと見ている森田さんを前に話すまで帰れない雰囲気だ。
さっき遥ちゃんの電話に女の人が出たこと。
以前「いとこと約束してる」って言ってた日に女の人とふたりで歩いているのを見かけたこと。
食堂での女性社員の会話の人と一致することなど。
最近忙しいみたいで仕事以外で会えてないこと。
思い当たることを思いついた順に森田さんに話す。
「そういうことか。あいつ、ほんと…」