幼なじみの彼とわたし
「…亜衣、嫌?」


本当はこれ以上のことも、と思っていたけど、亜衣の様子を見たら、もう少しゆっくり進めた方がいいのでは、という気がしてきた。
でも、もっと亜衣に触れたいという気持ちも大きくて。


亜衣の甘い息が益々俺を煽ってくるから、俺もとまらなくなった。
最後の方は、お互いに息もあがっている。


これ以上したらヤバいな。


名残惜しいけどやめて、亜衣をお風呂に促す。
俺もその間にクールダウンしたい。

急に泊まることになった亜衣にスウェットを貸したが、俺の服をブカブカに着ている亜衣がまたヤバい。


シャワーを浴びながら、心を落ち着かせてリビングに向かう。


そういえばクリスマスプレゼント渡してないな、ということで、プレゼントを渡す。

ネックレスだ。
声からも表情からも気に入ってくれたことがわかって、こっちまで嬉しい。


亜衣からは時計。
ペアで買ったようで、その気持ちも嬉しい。


「本当嬉しいよ。大事にする。この時計も亜衣のことも」


亜衣を見ると顔が赤い。
恥ずかしがる姿がかわいくて、またキスをしてしまう。


「亜衣、何にもしないから一緒に寝よう?」


俺はなかなか寝れなかったけど、間違いなく最高のクリスマスだ。

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