幼なじみの彼とわたし
「もしもし?亜衣、ついたよ。おりてきて」
BBQ 当日、遥ちゃんは約束の5分前くらいにわたしのアパートの駐車場に着いたようで、車の中から電話をしてくる。
うちには、いずみんがもう来ていたから、2人で急いで駐車場に向かう。
…あれ?
勢いよく助手席の窓に顔を近づけて見ると、目の前にいるはずの人影がない。
よく見てみると、遥ちゃんはもちろん運転席、加藤くんはなぜか後部座席に座っていた。
助手席の窓があく。
「ごめんねー、車だしてもらってー。って、なんか座り順、おかしくない?」
いずみんも不思議に思ったらしく聞いている。
遥ちゃんは、ぐるっと車内を見渡して「そう?でも時間遅れるといけないから早く乗って?」と急かしてくる。
「あ、そだね。じゃあわたし、後ろに乗るから」
いずみんはさっさと加藤くんの隣に乗り込む。
それに続いてわたしもいずみんの横に乗り込む。
…つもりだったのに。
「高森さん、狭い」
「亜衣紗ちゃんは前でしょう」
と後ろふたりに言われ断念する。
遥ちゃんに「亜衣は前」と助手席をトントンされ、助手席に乗り込むと、遥ちゃんは「シートベルトね」と言ったあと車を発進させた。
BBQ 当日、遥ちゃんは約束の5分前くらいにわたしのアパートの駐車場に着いたようで、車の中から電話をしてくる。
うちには、いずみんがもう来ていたから、2人で急いで駐車場に向かう。
…あれ?
勢いよく助手席の窓に顔を近づけて見ると、目の前にいるはずの人影がない。
よく見てみると、遥ちゃんはもちろん運転席、加藤くんはなぜか後部座席に座っていた。
助手席の窓があく。
「ごめんねー、車だしてもらってー。って、なんか座り順、おかしくない?」
いずみんも不思議に思ったらしく聞いている。
遥ちゃんは、ぐるっと車内を見渡して「そう?でも時間遅れるといけないから早く乗って?」と急かしてくる。
「あ、そだね。じゃあわたし、後ろに乗るから」
いずみんはさっさと加藤くんの隣に乗り込む。
それに続いてわたしもいずみんの横に乗り込む。
…つもりだったのに。
「高森さん、狭い」
「亜衣紗ちゃんは前でしょう」
と後ろふたりに言われ断念する。
遥ちゃんに「亜衣は前」と助手席をトントンされ、助手席に乗り込むと、遥ちゃんは「シートベルトね」と言ったあと車を発進させた。