幼なじみの彼とわたし
……。
沈黙が続く。
遥ちゃんとの沈黙は気まずくはないけれど、何かしゃべらないと睡魔に襲われそうだ。
…と思っていたのに寝ていたようで。
「……衣…亜衣…。ついたよ」
遥ちゃんの声。
「あ、ごめん。寝るつもりなかったのに」
「いいよ、亜衣が睡魔に弱いのよく知ってるから。どれだけ寝顔見てきたと思ってんの?」
そ、そうだよね。
後ろの座席を見てみると、加藤くんもいずみんももういない。
「ふたりは?」
「あぁ、先に送ってきた」
「えぇー」
全然気がつかなかった!
わたし、どれだけ爆睡してたの…!
「ほんとごめん!」
「だから、いいって。それよりさ、夜ごはんどうする?だらだら食べてたから、俺はほとんど腹減ってないんだけど」
確かに。
まだ満腹感が続いている。
「わたしも」
と、ここまで話して、やっとここが自分のアパートの駐車場だと気づく。
「あ、じゃあ、ありがとう。おりるね」
バッグを持っておりようとすると、遥ちゃんに腕を捕まれる。
「たまには俺んち来ない?」
「え?」
「ダメ?」
ダメなこともない。
行く理由もないけど。
「ううん」
「じゃ、決まり。着替えとってすぐ戻ってきて。一緒にDVDでも借りて一緒に見よう?」
「お、いいね。ちょっと待ってて。5分で戻るから」
走って部屋に戻り、必要なものをバッグにつめて車に戻る。
「早かったな」
遥ちゃんは笑顔でわたしの頭の上に手をぽんとのせると車を発進させた。
沈黙が続く。
遥ちゃんとの沈黙は気まずくはないけれど、何かしゃべらないと睡魔に襲われそうだ。
…と思っていたのに寝ていたようで。
「……衣…亜衣…。ついたよ」
遥ちゃんの声。
「あ、ごめん。寝るつもりなかったのに」
「いいよ、亜衣が睡魔に弱いのよく知ってるから。どれだけ寝顔見てきたと思ってんの?」
そ、そうだよね。
後ろの座席を見てみると、加藤くんもいずみんももういない。
「ふたりは?」
「あぁ、先に送ってきた」
「えぇー」
全然気がつかなかった!
わたし、どれだけ爆睡してたの…!
「ほんとごめん!」
「だから、いいって。それよりさ、夜ごはんどうする?だらだら食べてたから、俺はほとんど腹減ってないんだけど」
確かに。
まだ満腹感が続いている。
「わたしも」
と、ここまで話して、やっとここが自分のアパートの駐車場だと気づく。
「あ、じゃあ、ありがとう。おりるね」
バッグを持っておりようとすると、遥ちゃんに腕を捕まれる。
「たまには俺んち来ない?」
「え?」
「ダメ?」
ダメなこともない。
行く理由もないけど。
「ううん」
「じゃ、決まり。着替えとってすぐ戻ってきて。一緒にDVDでも借りて一緒に見よう?」
「お、いいね。ちょっと待ってて。5分で戻るから」
走って部屋に戻り、必要なものをバッグにつめて車に戻る。
「早かったな」
遥ちゃんは笑顔でわたしの頭の上に手をぽんとのせると車を発進させた。