幼なじみの彼とわたし
モーリーの結婚式から一週間と少したった月曜日、麻ちゃんから社内メールで召集をかけられ、食堂で麻ちゃん、いずみんと一緒にお昼を食べている。
テーブルの向かいに麻ちゃんといずみん。
「なかなか会えないんだもん。こうするしかないでしょ?」
カツ丼をモリモリ食べながら麻ちゃんが言う。
こんなに食べてもあのスタイルだもんな、麻ちゃん。
羨ましい、なんて思って見ていると。
「あ、やだ。こぼれちゃった。布巾とってくる」
お茶の入ったコップに手が当たってお茶がこぼれてしまったらしい。
麻ちゃんは、布巾を取りに行ってしまった。
その様子を見て、少しこちらにのりだしていずみんが言う。
「で、あのあとどうだったの?」
アノアト、ドウダッタ?
あのあと?
どうだった?
何の話?
おそらく、ポカンとした顔をしていたんだと思う。
いずみんが言い換えてくれる。
「モーリーの結婚式の日のあとよ」
あぁ、結婚式の日のあとね。
でも、どうだった、とは?
「あぁ、モーリーの結婚式の日のあとね。遥ちゃんがタクシー止めてくれて、一緒にのって、わたしの家まで送ってくれて、遥ちゃんはそのまま帰っていったよ」
手を繋いだことはなんだか恥ずかしくて言えないけど、間違ったことは言っていない。
いずみんを見るといずみんの視線が若干冷たい。
…この答えじゃない?
「は?それだけ?」
それだけ、っていうか、、、
何を期待しているのかわからないけど、とりあえず、コクンとうなずく。
テーブルの向かいに麻ちゃんといずみん。
「なかなか会えないんだもん。こうするしかないでしょ?」
カツ丼をモリモリ食べながら麻ちゃんが言う。
こんなに食べてもあのスタイルだもんな、麻ちゃん。
羨ましい、なんて思って見ていると。
「あ、やだ。こぼれちゃった。布巾とってくる」
お茶の入ったコップに手が当たってお茶がこぼれてしまったらしい。
麻ちゃんは、布巾を取りに行ってしまった。
その様子を見て、少しこちらにのりだしていずみんが言う。
「で、あのあとどうだったの?」
アノアト、ドウダッタ?
あのあと?
どうだった?
何の話?
おそらく、ポカンとした顔をしていたんだと思う。
いずみんが言い換えてくれる。
「モーリーの結婚式の日のあとよ」
あぁ、結婚式の日のあとね。
でも、どうだった、とは?
「あぁ、モーリーの結婚式の日のあとね。遥ちゃんがタクシー止めてくれて、一緒にのって、わたしの家まで送ってくれて、遥ちゃんはそのまま帰っていったよ」
手を繋いだことはなんだか恥ずかしくて言えないけど、間違ったことは言っていない。
いずみんを見るといずみんの視線が若干冷たい。
…この答えじゃない?
「は?それだけ?」
それだけ、っていうか、、、
何を期待しているのかわからないけど、とりあえず、コクンとうなずく。