幼なじみの彼とわたし
しばらくして、亜衣があの茶髪男と別れてこちらへやってくる。
連絡先を交換したとのこと。
全然危機感がないことに、ある意味ショックと苛立ちを覚える。
「亜衣、知らない男の人に連絡先なんて教えちゃダメだろ?」
「次からは教えたらダメだからね。わかった?」
冷静に、且つ、こどもに教えるように口調は優しく注意する。
これで次からは大丈夫だと思うけれど。
二次会の帰り、いずみがすぅっと俺のところに来た。
「西本くんは亜衣紗ちゃんと帰るでしょ?わたしは麻ちゃんと帰るからね」
気をきかせてくれたのだろう。
あぁ、と返事して亜衣の腕をつかむ。
「吉田といずみはまだこれから飲み直すらしいから。亜衣はこっち。俺と帰るよ?」
亜衣は、あの二人と一緒に帰るつもりだったからびっくりしていたけど、素直に俺の方にきてくれた。
ほっとしたのと、さっきの苛立ちと、結婚式で幸せを見せつけられたのと…、ほかにもいろんな感情が混ざって口数が少なくなってしまう。
亜衣が俺の方を見ているのがわかる。
だよな、俺ちょっといつもと違うよな。
そんなとき、亜衣が「わたしも結婚できるかなぁ」って言い始めた。
亜衣にも結婚願望あったんだな。
俺は保育園のころから『亜衣と結婚する』って思い込んでたし、今も想いは亜衣に向かってるから。
連絡先を交換したとのこと。
全然危機感がないことに、ある意味ショックと苛立ちを覚える。
「亜衣、知らない男の人に連絡先なんて教えちゃダメだろ?」
「次からは教えたらダメだからね。わかった?」
冷静に、且つ、こどもに教えるように口調は優しく注意する。
これで次からは大丈夫だと思うけれど。
二次会の帰り、いずみがすぅっと俺のところに来た。
「西本くんは亜衣紗ちゃんと帰るでしょ?わたしは麻ちゃんと帰るからね」
気をきかせてくれたのだろう。
あぁ、と返事して亜衣の腕をつかむ。
「吉田といずみはまだこれから飲み直すらしいから。亜衣はこっち。俺と帰るよ?」
亜衣は、あの二人と一緒に帰るつもりだったからびっくりしていたけど、素直に俺の方にきてくれた。
ほっとしたのと、さっきの苛立ちと、結婚式で幸せを見せつけられたのと…、ほかにもいろんな感情が混ざって口数が少なくなってしまう。
亜衣が俺の方を見ているのがわかる。
だよな、俺ちょっといつもと違うよな。
そんなとき、亜衣が「わたしも結婚できるかなぁ」って言い始めた。
亜衣にも結婚願望あったんだな。
俺は保育園のころから『亜衣と結婚する』って思い込んでたし、今も想いは亜衣に向かってるから。