幼なじみの彼とわたし
side 亜衣紗
金曜日の夜になり、森田さんと麻ちゃん、わたしの三人は森田さんおすすめだという駅前のイタリアンレストランで待ち合わせをした。
麻ちゃんと約束の時間の5分前に到着したら、森田さんはもう来ていた。
「こっちも誰かを誘おうと思ったんだけど、都合があわなくて。とりあえず入ろうか」
と森田さん。
何気なく背中に手を添えてくれて店内に入っていく。
ひとり一皿パスタと三人で食べる用にピザを注文し、サラダバーにサラダを取りに行った後。
みんなで、いただきますをして。
「あの。わたしは吉田麻子と言いますが、あなた森田さんでしたっけ?」
相変わらずキレイな顔で大きな口を開けてサラダを食べながら麻ちゃんが聞いている。
「森田悠季って言います」
麻ちゃんと森田さんは初対面だからね。
自己紹介から。
「モーリーと大学で同じってことは今年26歳ですか?」
「あ、はい。来月26になります」
「へぇ、じゃあ、同級生だ。タメ口でいい?」
「そうっすね。タメ口にしましょうか」
森田さん、わたしに声かけてきたときには最初からタメ口じゃなかったっけ?
ま、いいけど。
「で?なんで亜衣紗に声かけたの?」
「げほっ」
麻ちゃん、質問が唐突すぎ!
思わずサラダが喉につまりそうになって、慌ててジュースで流し込む。
森田さんも一瞬びっくりした顔はしていたけれど、笑顔にかわって
「それは、亜衣紗ちゃんかわいいなぁと思ったから」
って。
麻ちゃんと約束の時間の5分前に到着したら、森田さんはもう来ていた。
「こっちも誰かを誘おうと思ったんだけど、都合があわなくて。とりあえず入ろうか」
と森田さん。
何気なく背中に手を添えてくれて店内に入っていく。
ひとり一皿パスタと三人で食べる用にピザを注文し、サラダバーにサラダを取りに行った後。
みんなで、いただきますをして。
「あの。わたしは吉田麻子と言いますが、あなた森田さんでしたっけ?」
相変わらずキレイな顔で大きな口を開けてサラダを食べながら麻ちゃんが聞いている。
「森田悠季って言います」
麻ちゃんと森田さんは初対面だからね。
自己紹介から。
「モーリーと大学で同じってことは今年26歳ですか?」
「あ、はい。来月26になります」
「へぇ、じゃあ、同級生だ。タメ口でいい?」
「そうっすね。タメ口にしましょうか」
森田さん、わたしに声かけてきたときには最初からタメ口じゃなかったっけ?
ま、いいけど。
「で?なんで亜衣紗に声かけたの?」
「げほっ」
麻ちゃん、質問が唐突すぎ!
思わずサラダが喉につまりそうになって、慌ててジュースで流し込む。
森田さんも一瞬びっくりした顔はしていたけれど、笑顔にかわって
「それは、亜衣紗ちゃんかわいいなぁと思ったから」
って。