幼なじみの彼とわたし
「うん。よくある浮気よ。わたしより若い子と浮気してたの。亜衣紗には言ってなかったけど、タク、前にも一度浮気したことがあって。その時に『もう二度としない』って約束してくれてたし、すごく謝ってくれたから、その時はその言葉を信じて許したのね。わたしもタクのこと大好きで離れられないと思ったから。でも、またしてたのよ、浮気。で、問い詰めたら、『千尋に見つかったのはこれで二回めだけど、実は何回もしてる』って。しかも、『俺、今アイツと別れても今後浮気しない自信ない』って言うの。おかしくない?わたしがおかしいの?」
そこまで言うと、千尋はビールをイッキ飲みして、「すみませーん、ビールおかわり」と注文した。
タクくん、そんな人だったんだ。
言われてみればモテそうなオーラが出てた、というか、ノリがいいから好かれるだろうなとは思ってたけど。
それでも千尋のこと大事にしてくれていた印象持ってたんだけどな。
「で、別れたんだ」
「うん、しかも、『だから、結婚とか考えてるんだったら期待に添えないと思うから別れて』ってふられた」
「そっか」
「何が悔しいって、浮気されたことはもちろん悔しいんだけど、そんな浮気性のアイツをバカみたいに三年以上も信じて、結婚するならアイツと、と思ってた自分のバカさ加減がさ…」
そこまで言うと、千尋はまた涙をボロボロ流しながらビールをごくごく飲んでいた。
千尋、つらかったんだね。
千尋がタクくんのこと、本当に大切に思っていたのを知っているから、わたしまでもらい泣きをしてしまう。
二人で泣きながらビールを飲んでいると、横を知っている人物が通ったーーー。
そこまで言うと、千尋はビールをイッキ飲みして、「すみませーん、ビールおかわり」と注文した。
タクくん、そんな人だったんだ。
言われてみればモテそうなオーラが出てた、というか、ノリがいいから好かれるだろうなとは思ってたけど。
それでも千尋のこと大事にしてくれていた印象持ってたんだけどな。
「で、別れたんだ」
「うん、しかも、『だから、結婚とか考えてるんだったら期待に添えないと思うから別れて』ってふられた」
「そっか」
「何が悔しいって、浮気されたことはもちろん悔しいんだけど、そんな浮気性のアイツをバカみたいに三年以上も信じて、結婚するならアイツと、と思ってた自分のバカさ加減がさ…」
そこまで言うと、千尋はまた涙をボロボロ流しながらビールをごくごく飲んでいた。
千尋、つらかったんだね。
千尋がタクくんのこと、本当に大切に思っていたのを知っているから、わたしまでもらい泣きをしてしまう。
二人で泣きながらビールを飲んでいると、横を知っている人物が通ったーーー。