幼なじみの彼とわたし
一緒の職場に就職することがわかったときには、本当に驚いた。
社会人になった今、今度は自分が守ろうと気持ちを入れ直したが。
嫌われたらどうしよう、という弱気な自分が大半を占めていて、未だに幼なじみという枠から出れてはいない…。
「まじ、ヘタレだわ」
画面が暗くなったスマホを見つめ、つい声が出てしまう。
早く自分のものにしたいのに、ダメだったときのことを考えて何もできない。
自分にガッカリしていると、スマホがメッセージの着信を告げた。
『仕事じゃないよ』
『いずみんと女子会』
なんだ、いずみんとか。
メッセージを目にした瞬間、顔がにやけてしまったのを自覚する。
単純だな、俺。
『そうか、楽しんでな』
すぐ返信してスマホをポケットに入れて仕事に戻った。
社会人になった今、今度は自分が守ろうと気持ちを入れ直したが。
嫌われたらどうしよう、という弱気な自分が大半を占めていて、未だに幼なじみという枠から出れてはいない…。
「まじ、ヘタレだわ」
画面が暗くなったスマホを見つめ、つい声が出てしまう。
早く自分のものにしたいのに、ダメだったときのことを考えて何もできない。
自分にガッカリしていると、スマホがメッセージの着信を告げた。
『仕事じゃないよ』
『いずみんと女子会』
なんだ、いずみんとか。
メッセージを目にした瞬間、顔がにやけてしまったのを自覚する。
単純だな、俺。
『そうか、楽しんでな』
すぐ返信してスマホをポケットに入れて仕事に戻った。