お前が好きだなんて俺はバカだな
「電話...出ないな...。」

確かにもう夜だし、忙しいのかもしれないけど...。

でも、今までは結構、先輩が電話に出てくれたのにな...。

気づいてるのに出ないわけじゃないよね...?

「先輩...?」

メッセージで、
ごめん、今は忙しいから無理。
って...。

「本当に大丈夫かな...。」

先輩...。

私は、あくまで他人...なんだな...。

本当はもっと...

「頼ってくれても...。」

ひとりで悩んで欲しくない。

先輩だって、いつでも私を元気づけてくれたんだから、

私だって...。

先輩の役に立ちたいのに...。
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