お前が好きだなんて俺はバカだな
「それは、確かに彼氏さんの方が間違っているわね。
でも、きっと彼もそれを分かっているんでしょうね...。」

「お母さん...私、どうしたらいいのかな...。」

「結野は、彼とずっと一緒にいたいのよね。」

「うん...好きだから...。」

「じゃあ、そのことを伝え続けてあげて。メールでも電話でもなんでもいいの。彼が電話にでなくても、メールを読まなくても、離れていても...こんなにも好きだって、寄り添っていたいってことを、毎日アピールしてあげるのよ。」

「...お父さんにもそうしてたんでしょ。」

「ふふっ、当たり。」

「そっか...私、やってみるね。」

「ええ。
じゃ、ご飯食べましょう。」

「はーい。」

きっと...

きっと、大丈夫。

お母さんと話していると、そう思えるような気がした。
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