お前が好きだなんて俺はバカだな
クリスマスイブの日に、また先輩と会うことになった。

色々と張り切りすぎて、遅れちゃうかも...。

ちょっと焦ってるけど、先輩から落ち着いてゆっくり来いっていうメールがあった。

こういう気遣いさせちゃって申し訳ないな...。

「先輩、遅れてすみません。」

「問題ない。俺も今きたところだし。」

「そうなんですか...?
先輩、相変わらず重装備ですね。」

「お前はそれで寒くないのか。」

「大丈夫です。下に暑いぐらいいっぱい着込んでますから。」

「それならいいけど。」

「ところで先輩、まずはどこに行きます?」

「俺は決めてない。」

「うーん...じゃあ、近くにショッピングモールがあるので、そこに行きます?」

「任せる。」

珍しく進行を任される私...。

確かに私が発案者だから責任もたなきゃ...。
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