お前が好きだなんて俺はバカだな
そして、断然先輩が言うことってハズレがない。

「先輩、すごく美味しかったです。
それと、色々買ってもらってありがとうございます。」

「喜んでくれたなら良かった。」

「はい。嬉しいです。」

結局、私が先輩を頼っちゃう結果に...。

「私はだめですね。もっと色んなこと知ってないと。」

「別にこんなこと、無理して知らなくてもいいんだよ。」

「そうですかね...。
私も、先輩にとっておきのお店とか見つけて紹介してあげたいです。」

「気持ちだけで十分だよ。」

「でも...私、やっぱり先輩に案内されてばかりで...。全然頼りないですよね。」

「お前に先陣切って色々案内されるようになったらそれはそれで引くわ。」

「え、なんでですか...?」

「...あまり気にすんなってことだよ。」

そうかなぁ。

気にしない方がいいのかな...。
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