お前が好きだなんて俺はバカだな
「先輩、やっぱりイルミネーション見終わったら先輩のお家に行ってもいいですか?」

「構わないけど。イツキたちはほっといていいのか?」

「大丈夫です。明日のクリスマスの日に一応お祝いやりますから。
先輩来てもいいですよ。」

「いいよ別に。そこまで俺が介入したって仕方がないだろ。」

「そんなことないですよ。
ウチの家族は先輩ウェルカムですから。」

「気持ちだけありがたく受けとるよ。」

「えー...。

まあ、とにかくじゃあ、今夜先輩の家にお邪魔するってことでよろしくです。」

「...泊まんの?」

「遅くなったら泊まるかもしれません。」

「なんにもないぞ、俺の家。」

「大丈夫です。食事とかは今のうちに買い出しに行きましょう。」

「...こういうときだけお前は自信たっぷりだな。」

小言を呟く先輩の手を引いて、私は歩きだした。

先輩の手...また冷えてるから今のうちにあたためてあげたいな。
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