お前が好きだなんて俺はバカだな
約束通り、先輩はイルミネーションが見える公園まで連れて行ってくれた。
「綺麗ですね、先輩。」
先輩は頷くだけだった。
その横顔からは、まだ先輩が何を思っているのか知ることができない。
じっと先輩を見つめていると、
「どこみてんだよ。」
と、苦笑いのお叱りが返ってきた。
「先輩が光に照らされて...めちゃくちゃ綺麗です。」
「雑な形容やめてくんないかな。」
「本当ですよ。ピカーってほら、先輩が反射して光ってます。」
「そんなわけあるか。」
こういう冗談も先輩はしっかり返してくれるけど、なんだか表情はいつもより...。
「先輩、寒いですよね。
もう帰りましょうか。」
先輩はまた頷いた。
どうして...私こんなことしちゃったのかな。
本当は先輩のために、どこに行くかとか、何をするかとかずっと考えてた。
でも、直前にやっぱり無駄なことだなって思えてしまう。
もっとちゃんとしなきゃって、思っても結局いつも空回り。
今日は...楽しかったはずなのに。
余計なこと気にしてモヤモヤした気持ちになっちゃう。
なんでだろう。
なんでまた不安なんだろう。
「綺麗ですね、先輩。」
先輩は頷くだけだった。
その横顔からは、まだ先輩が何を思っているのか知ることができない。
じっと先輩を見つめていると、
「どこみてんだよ。」
と、苦笑いのお叱りが返ってきた。
「先輩が光に照らされて...めちゃくちゃ綺麗です。」
「雑な形容やめてくんないかな。」
「本当ですよ。ピカーってほら、先輩が反射して光ってます。」
「そんなわけあるか。」
こういう冗談も先輩はしっかり返してくれるけど、なんだか表情はいつもより...。
「先輩、寒いですよね。
もう帰りましょうか。」
先輩はまた頷いた。
どうして...私こんなことしちゃったのかな。
本当は先輩のために、どこに行くかとか、何をするかとかずっと考えてた。
でも、直前にやっぱり無駄なことだなって思えてしまう。
もっとちゃんとしなきゃって、思っても結局いつも空回り。
今日は...楽しかったはずなのに。
余計なこと気にしてモヤモヤした気持ちになっちゃう。
なんでだろう。
なんでまた不安なんだろう。